仕事で上の立場にいると、後輩や部下に注意をする時がありますよね。
私は販売業の店長として働いていたときに、新人の学生アルバイトやフリーターなどの新人スタッフを指導することも多く、特に若いスタッフの対応に頭を悩ませられることが多かったです。
以前、店長向けのセミナーに参加して注意の仕方を学んだことがありますが、これが結構効果がありました!

それからは毎回意識して、この方法を使うようになったんです。
今回は、実践してみて効果があった注意の仕方についてお伝えします!
効果的な言い方はこの表現
- まず何か褒める
- 言いたいことを伝える(注意など)
- 再度褒める(フォローするなど)
この順番が効果的と言えます。
注意するということは、基本その子にとっては凹むことですし、マイナスな気持ちになることですよね。
いきなり注意したところで、その子が聞く姿勢になっていないと全く響かないんです。
褒めてもらえたことによって嬉しい気持ちになりますし、こちら側の話を聞いてくれる準備が整います。
聞く準備が整った上で注意したいことを伝え、最後もプラスの言葉で締めくくる。
注意で終わらないことも大切です。



本当に伝えたいことをプラスの表現の間に入れる、通称「サンドイッチスタイル」!
要は、注意したいことの前後は褒めることが大切です。
「A・B・C」どの言い方が響きますか?
例えばあなた(佐藤)が接客業をしているスタッフだとして、目の前にいたお客様に気付かずにいたことで店長や先輩から注意を受けているとします。
「A」のパターン
佐藤さん、どうしてさっき目の前にお客様がいたのに声かけなかったの?
お客様が悩んでいたよ、ちゃんと周りを見て行動するよう意識してね。
「B」のパターン
佐藤さん、さっき店頭のディスプレイ直してくれてたよね、ありがとう!
それはすごく助かったんだけど、今お客様が目の前で悩んでいたのは気付いてた?作業に集中してしまっていたから、ちゃんと周りも見て行動するよう意識しよう。
でも店頭の汚れに気づいて行動出来たことは良かったからその調子でお客様もよく見ようね!
「C」のパターン
佐藤さん、さっき目の前にいたお客様がいたのは気付いてた?作業に集中してしまっていたから、ちゃんと周り見て行動するよう意識しよう。
でも店頭の汚れに気づいて行動出来たことは良かったよ!



う~ん、どれでもよさそうな気がするけどなぁ…
確かに、人によってはどれも嫌、どれでもいいと思う方がいることは事実です。
それぞれ感じ方などは違いますし全ての人に当てはまるわけではないですが、、、
今後も気を付けようと一番感じてくれる確率が高いのは確実にBです。



忙しかったり、全ての状況で使えるわけではないですが、これを意識していくと「言うことをちゃんと聞いてくれる」ようになります。
なんでも良いからそのスタッフが出来たことや、してくれて助かったことなどをまず伝えることで笑顔になり、心の距離もぐっと近くなります。
「心の距離が近くなってから注意する」のと、「いきなり注意する」のとでは後からの信頼関係が結構変わります。
褒めるべき時はただ褒める


別に注意することがなくても、そのスタッフが自主的に行動したりしたときや、助かったことなどは褒めましょう。
特にアルバイトスタッフに売上のことをどうこう言っても響きません。
それよりも褒めて日々のやる気をアップさせること、モチベーションをアップさせることで自然と売り上げに繋がる行動をしてくれるようになります!



できたことを褒めてもらえた時って誰でも嬉しいし、やる気もアップするもんね!
まとめ
新人スタッフやアルバイトスタッフに何か注意をしたいときは、 「褒める→注意する→褒める(フォロー)」。
この流れが一番効果的です。
アルバイトはどうしても学生や若いスタッフが多くなりがちなので、気になることや注意したくなることも多くなってしまうかもしれません。
でも、店長や先輩から褒められたり、自分がしたことを見てくれて感謝してもらえることで、自分の価値を評価されたと感じます。



その結果、店長への信頼感も高まりチームワークも良くなるんですよね。
あくまで効果的ということで、100人中全ての人に効果があるわけではありません。
ただ、私はこの方法を実践していましたし、言うことを聞いてくれるスタッフも多かったです。
もしスタッフに注意して、ちゃんと伝わってるのか分からないと感じるなら、一度「褒める→注意する→フォロー」この流れで伝えるよう意識してみてほしいです!
コメント