仕事をしていくうえで、上司や先輩にどうすればいいか聞くこともありますよね。
でも、「自分で考えてみて」などと言われたことはありませんか?

店長に質問したら「自分で考えてみて」って言われちゃったよ…どう聞けば良かったんだろう…?
私は販売職の店長として、スタッフの子達から聞かれる立場でもありましたし、同じように自分が困った時はマネージャーに聞く立場でもありました。



その中で「話が進みやすい伝え方」と「注意される伝え方」があることに気付いたんです!
まだ知らないことや新人であれば、むしろたくさん質問した方がいいです。
ただ、研修期間が終了しているスタッフの場合は少し話が違ってきます。
もし上司に聞くときに「特に何も意識していないなぁ」と感じる方は、この方法を実践してみてくださいね!
上司に何か聞くときにに心がける言い方


まず前提として、聞くことは悪いことではありません。
むしろ何も聞いてこないよりは意欲があっていいことなんです。
ただ!
何でもかんでも毎回聞いていると、上司や店長は「また聞いてきたよ…」とそのスタッフにマイナスなイメージを持つことがあります。
自分がやろうとしていることが合っているか不安で聞いてしまうこともあると思いますが、その場合はこの一言が使えます。



「確認したいんですが、このやり方で良かったですよね?」
この一言を付け加えるだけで結構受け取り側の印象も変わります。
- 「これって、どうやってやればいいですか?」という、方法を聞く聞き方はNG。
- 「これって、この方法で合っていますか?」という、確認の意味を含めた聞き方の方が良い!
その理由は、、、
とりあえず「方法が分かっている前提で確認したり聞いているんだな」ということが上司に伝わるからです。
自分に与えられた仕事で聞きたいことがある場合
自分に担当があって、その内容で店長や上司に聞きたいことがある場合もあると思います。



全く分からない場合でも、自分なりに考えた内容を少しでも伝えることが大切!
例えば、この「A」と「B」でも印象が結構違うことが分かります。
「A」のパターン
「今度のチラシに載せる内容ですが、○○という理由で○○が良いかと思っていますが、どうでしょうか?」
「B」のパターン
「今度のチラシに載せる内容ですが、どういったものを載せればいいと思いますか?」



言われる立場で考えたら「A」の方がアドバイスしやすいかも!
Aのように自分で考えたスタッフとは一緒に話し合いたいと思いますが、Bのようにただ聞かれただけだと「とりあえず考えてみて」と一回はじいてしまうこともあります。
社会人として当たり前かと思いますが、これが出来てないBのようなスタッフは結構いるんですよね。
聞き方によっては、「あの子は自分で考えない子」というレッテルが貼られてしまうことだってあります。
そう思われるよりも、上司が向き合ってくれる環境の方が、自分自身が職場で過ごしやすくなりますよね。
仕事をしていく上で、実は聞き方も重要という事を認識しておきましょう!
上司に聞く上で、一番大切なことは何か


上司に聞くとき、大切なことは「まず自分で考えたか」ということです。
分からなかったらすぐ聞くというのは、忙しい上司や店長の貴重な時間を奪っていることとなんら変わりありません。
数回ならまだ許容範囲だと思いますが、あまり多いと注意されるかもしれません。
上司の機嫌が良くない時だと冷たい態度を取られる可能性だってあります。
自分で考えても分からない時は「考えましたが○○くらいしか思いつかなくて…参考になるような例などを教えて欲しいです」というように、一度考えたということを伝えることも大切です。



「少なからず考えたんだな」と伝わることで、考えていない子よりも評価は良いです。
店長会や報告会などでも使える伝え方
私は働いていた会社では、各店の店長が一カ月の売り上げを元に社長やマネージャーに報告する店長会が月1でありました。
もちろん売り上げが悪かった時に、社長やマネージャーから色々聞かれることが分かっていますよね。
店長会前に自分で原因を考えて行きましたし、原因だけではなく、そこからの対策も一緒に考えてから店長会に臨んでいました。
- 状況報告
- 原因解明
- すぐ行った対策
- 今後の対策



これらを考えていくだけで、売り上げが悪くてもそこまで責められたことはありません。
例えばこんな感じです▼
現状報告
先月の売り上げは前年の95%でした。
原因解明
原因は、時計と靴下の売り上げがそれぞれ前年の90%だったことが大きく影響していると思います。
すぐ行った対策
時計は担当スタッフと既に売り場の見直しを話し合い、今週中に売れ筋商品との入れ替えをして行く予定です。
靴下も担当者と相談して売れ筋を増やすことにしたので、入荷したらディスプレイを変えます。
今後の対策
また雑貨は前年の110%とプラスが作れたので、このまま店頭のディスプレイの位置はそのままで商品をこまめに変え、新鮮な店頭であるようにスタッフ全員に共有して意識していきます。
このように、原因と対策など行っていることを全て伝える言い方です。
伝え方が良くない店長の報告だと、上司も根掘り葉掘り聞いていることも多く、ピリっとした空気が流れます。



伝え方も大切だとこの時強く感じました!
考えているのか考えていないのか、発言次第で上司は気づきます。ちゃんと考えているのであれば、注意される前に発言しておいた方が絶対いいです!
まとめ
上司に伝えること、聞きたいことがあるときはまず「自分で考える」そして「考えたことも伝える」ということを意識してみてください。
聞き返された時に自分の考えが言えるようにしておいた方が怒られることも注意されることも冷たくされることもなく、上司がちゃんと向き合ってくれて自分が過ごしやすいんですよね。
自分が仕事しやすい環境を作ることが大切ということです。
もし実践できていないな、と感じた方は是非意識して過ごしてみてくださいね!
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