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職場いたやばい新人の話!店長の私がしていた不思議ちゃんへの対応とは

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販売などの接客業で仕事をしていると、アルバイトが入ってくることも多く、いろんなスタッフに出会う機会が増えますよね。

今回紹介するのは、私が服飾雑貨店の店長として働いていたときに、新店オープンの為の研修で新人アルバイトが3人一気に増えた時のお話です。

いろは

そのうちの一人がとんでもなく不思議な感覚を持った子でした!

このスタッフのことを仮にA子さんと呼んでいきます。

店長として、かれこれ何十人もの新人スタッフの育成をしてきましたが、最も印象に残った子でした。

どれくらい謎で困ったちゃんだったか、どうやって対処していたかをお伝えします!

目次

不思議ちゃんレベルが群を抜く高さだった

服飾雑貨店とはいえちゃんとした販売スタッフなので、「お客様から見られる」「お店の顔ということを意識」して働かなくてはいけません。

アルバイトはその意識が低いことも多く、そこから指導することも多いです。

いろは

この新しく入ってきた新人20代前半のAさんには、この意識の低さ以前の問題で悩まされました。

どんな風に悩まされたかというと、、、

  • 周りが忙しくしていても、自分のペースで質問をしてくる
  • 私が言ったことをほとんど覚えていない
  • きつめの注意をしても何事も無かったかのように雑談で話しかけてくる
  • まだ何もしてないのにレジに立つだけでしどろもどろになる
  • そのままレジ打ちを間違えて焦る
  • 何か作業中でも、指示をした瞬間からその指示のことを始めて、やっていたことを忘れる
  • メモを取ってもらったら、話し言葉まで一語一句メモっていた
  • 何を言っても真顔で返事をするので、分かっているか分かってないか分からない
  • 接客してうまくいかなくても全くへこまない(喜怒哀楽がほとんどない

こんなことが日常茶飯事で、何度注意しても変わりませんでした。

いろんなスタッフを見てきた中で初めて見た光景とは

それは忙しい時間帯に起こりました。

レジにお客様が5組ほど並んでいて、私はスタッフの子とレジに2人で入っていた時のことです。

A子さんは店頭に立っていましたが、床に落ちていた何かを拾ったようで、レジに並ばれているお客様一人ひとりにこのように話しかけて確認していました。

A子

あの~これ落としましたか?

お客様たちは驚いたように「違います…」と反応されていて、レジに入っている私は何を確認しているのか、その時は把握できなかったんです。

A子さんはお客様がみなさん違うと言ったので、今度はレジに入っている私のところまで来て、こう言いました。

A子

店長!これお客さんが違うって言ったんですけど、捨ててもいいですか?

お客様のレジ対応をしている中、横から話しかけられたので何かと思ってAさんの手の中を見てみたんです。

すると、A子さんが持っていたのは踏まれて汚れていたぐしゃぐしゃのレシートでした。

分からないことは聞いてもらって構いませんが、お客様が並んでいて忙しい状況で、レジ対応中の私にこれを確認しに来たことが衝撃でなりませんでした。

いろは

聞くのは絶対に今じゃないでしょ!

今までいろんなスタッフと接してきましたが、こんなどうでもよさそうなことを忙しい時に聞いてきた子は初めてで、とても印象に残りました。

何を言っても変わらないので上司にお願いすることも

どんなに伝えても根本的なところは簡単に変わるわけではかったので、上司に相談して見てもらうことにしました。

店舗に来る用事があった時に、新人のスタッフ一人一人と軽くミーティングの時間をとってもらったんですよね。

マネージャー

どんな子か話してみて、どうすればもっとちゃんとやってくれるようになるか確認してみるね。

いろは

Aさんに合う良い指導方法があったらアドバイスください!

ところが、ミーティングから戻ってきた上司に言われたことは「あれは無理だね…。」という言葉。

マネージャー

「Aさんは何を言っても響かないタイプの人間だから、他の子への言い方より厳しく言っても大丈夫だよ」

いろんなスタッフを見てきて人生経験も長い上司が言うんだから、私がA子さんを良くしようと思ったところで無理なんだな、と諦めがついた瞬間でした。

よくいるタイプではないので対応が難しい

上司とミーティングをしたAさんが戻ってきた途端、私はこんなことを言われました。

A子

店長~!私って空気読めてないですか??

いろは

え…?まぁ、そんな時もあるけど、どうして?

A子

今マネージャーにそうやって言われたんです~!私って空気読めてないのかなぁ~?

A子さんは上司から「忙しい時に質問したり空気読めてないから周りを見なさい」と言われても、自覚が無いのでミーティングから戻ってきて私に確認してみたそうです。

ただ、空気は読もうと思って読めるものではありません。

自分でも聞くときは判断するように意識してもらいつつ、聞いた結果、忙しい時はこう伝えると言って解決しました。

いろは

忙しい時は、私も他のスタッフも「ちょっと待ってね」と言うからその時は忙しいと思ってね!

A子

分かりました!

忙しいのかどうか気にして、逆に質問できなくなってしまう方がAさんにとって良くないと考えたからです。

他のスタッフへのフォローも忘れないように

Aさんのように成長が遅いスタッフに目が行きがちですが、同じタイミングで入った新人スタッフのこともケアしていかなくてはいけません。

別の新人スタッフも分からないことや不安なことはあるんですよね。

この子は飲み込みが早くて頼れる!と思っても、本人からしたらまだ分からないこともあるので、一人ひとりと向き合うことが大切です。

みんなでAさんをフォローすることで得られたこと

店長だけでAさんのことを毎回気を配ってあげられるわけではありません。

同じ時間に店舗に入るスタッフには、新人からベテランまでA子さんを気にかけるように伝えておきました。

いろは

私がいないときのAさんの情報を教えてほしいので、みんな協力してほしい!もし出来ていないことがあったらフォローしてあげて私にも報告してね!

それは、表面的にはAさんのフォローをしてもらうことが目的です。

その延長線上には、この2点にも繋がっていきました。

  1. 仲間同士での協力・チームワークを強くすること
  2. 私自身が新人・ベテランスタッフとのコミュニケーションが増える

新人スタッフには「昨日のAさんはどうだった?」と、私がいなかったときの様子を確認することを日課にしていました。

すると「昨日はこれを教えました!」というように、新人スタッフながらに何か行動してくれています。

その時に、こう伝えるようにしていました。

  • 〇〇についてちゃんと理解できてるね
  • ここに気が付くようになったね
  • 周りが見れて判断できるようになったね

A子さんに教えた内容の話から、その新人スタッフが何を理解しているのかを私自身が把握することができました

ただ、気をつけなければいけないこともあります。

Aさんは要領が悪く、こちらが思うように仕事ができないこともありましたが、それを愚痴っぽく言わないようにも気を付けるということです。

いろは

A子さんに対して、店長の私がイライラして愚痴っていたら、他のスタッフもAさんの悪口を言いはじめることもあるからね!それは良くない!

まとめ

こちらがいくら頑張っても、受け取る力を持っていないスタッフには限界があることを知りました。

他のスタッフと同じことを求めるとイライラしてしまうので、そのスタッフは宇宙人だと思うことにして、自分の中でどう対処していくかを整理しておくことも必要です。

  • 他のスタッフと比べない
  • 当たり前にできることでもその子はできない前提で見る
  • プラスαの行動は出来ないと諦めておく

他のスタッフと比べないことなんて当たり前かと思いますが、あまりにも出来ないスタッフに対して「自分も他の仕事がある中教えてるのに…」と、段々いらだちが出てくるんですよね。

いろは

酷いかもしれませんが、出来ないスタッフは期待しないことが一番です。

自分の心を冷静に保つためには、こう考えることも時には大切。

困るスタッフは少なからず出会うと思いますが、他のスタッフとの関係性を強めることができるので悪いことばかりでもありません。

「A子さんは出来ない、してくれない、聞いてくれない」ではなく、出来ることもあるはずです。自分はA子さんに対してどう指導出来るのか、どうすれば動いてくれるのか、自分にベクトルを向けて対応していくことも必要ですね!

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